「答えが1つに決まらない」を、
データで可視化する。
労務の悩みは、件数が多いものほど厄介とは限りません。相談 6,082件を分類して1件あたり何件の反応があったかを測ると、いちばん意見が割れるのは「早出・始業前労働」でした。相談は28件しかないのに、平均5.79人が回答しています。
ezHR は「よくある」ではなく「決着しない」を基準に、労務の論点と勤怠管理システムを並べます。
最新の記事
実務家の間で判断が割れている論点から順に取り上げています。法令の記述は e-Gov 現行条文と照合済みです。
もめる論点ランキング
相談1件あたりの平均リアクション数です。ベテランでも判断が割れる論点ほど、リアクションが伸びます。全体の平均は4.38。この数字が大きい論点は、社内で議論しても結論が出にくく、就業規則か労使協定に事前に書いておかないと毎回もめます。
逆に、決着が早い論点
件数は多いのにリアクションが伸びない=答えがはっきりしている論点です。ここで悩んでいるなら、調べれば解決します。
平均リアクション数=1件の相談に何件の反応があったか。答えが1つに決まらない論点ほど伸びる。件数25件未満は平均が不安定なため除外。/出典: 当社調べ(労務相談6,082件の独自分類・集計)(2026-08時点)
その問題は、単独では起きない
1件の相談の中で同時に論点になった領域の組み合わせです。勤怠の問題は必ず給与に波及します。勤怠だけ入れ替えても給与計算で同じ手戻りが起きるので、製品選定では給与ソフトとの連携が効きます。
同じ相談の中で同時に論点になった領域の組み合わせ。勤怠の問題は単独では起きない。/出典: 当社調べ(労務相談6,082件の独自分類・集計)
その悩みは、そもそもシステムで解決できるのか
労務相談 6,082件のうち、勤怠管理システムが関わりうる領域は 1,891件(31.1%)でした。その1,891件を「課題の性質」で5層に分けたのが下の内訳です。上の4層 1,252件(66.2%)が製品選びで解決に近づく範囲で、残る33.8%はどの製品を買っても解決しません。
数字の母集合について。上の割合は「全6,082件」ではなく「勤怠スコープ1,891件」に対する比率です。「勤怠スコープ」= 労働時間・休暇・打刻・賃金計算など勤怠管理システムが関わりうる領域。社会保険の資格取得届や年末調整などの手続きは領域外として除外している。全体6,082件に対する比率にすると、システムで解決しうる相談は20.6%になります。
ここから先は個別判断の領域です。
就業規則との整合、労使協定の設計、自社の勤務実態への当てはめは、製品を変えても解決しません。書類審査を通った社労士事務所を、料金と対応エリアで比較できる一覧をご用意しています。
リンク先の社労士ディレクトリは、当サイトと同じ TechJapan合同会社 が運営しています。掲載事務所からの出稿の有無が当サイトの比較表の掲載順・評価に影響することはありません。
出典: 当社調べ(労務相談6,082件の独自分類・集計)(2026-08時点)。1件が複数の性質を持つ場合は主分類で集計。分析方法とデータの詳細
課題から選ぶ
「何ができるか」ではなく「何に困っているか」から入ると、必要な機能が絞れます。
相談が多い分野トップ8
相談が最も多いのは社会保険・労働保険(1,392件)ですが、これは勤怠管理システムの領域ではありません。件数の多さと、勤怠管理システムで解決できるかは別です。グレーの行は人事労務ソフトや社労士との連携で解決する領域です。
出典: 当社調べ(労務相談6,082件の独自分類・集計)。分析方法とデータの詳細
比較の前に決めておく4つのこと
1. 打刻方法
オフィス勤務か、現場・直行直帰か、在宅か。なりすまし対策(生体・顔・写真・GPS)が要るかで候補が変わります。
2. 労働時間制度
フレックス・1か月/1年単位の変形労働・シフト制のいずれかを使うなら、対応可否は必須の足切り条件です。
3. 給与ソフト
いま使っている給与ソフトに連携できるか。CSV手作業が残ると転記ミスのリスクが残ります。
4. 人数と予算
月額は1人あたり数百円が中心ですが、最低利用料金・初期費用の有無で小規模ほど総額が変わります。